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高速道路無料化について

ニューカレドニア22
       ヌメアの街角(ニューカレドニア)

 今週の月曜日から、高速道路無料化の社会実験と称して、全国の高速道路のうち52路線、延べ1,652キロにわたって無料化が実施されました。この処置は11年3月31日まで行われる予定です。対象となる路線は地域性の強い比較的距離の短いものばかりで、私が住んでいる神奈川県で言えば、新湘南バイパス、西湘バイパス、箱根新道が該当します。

 

 実施後の利用者の感想を聞くと、歓迎する人が大半を占めているようです。しかし私は、これが来月の参院選挙目当てのバラマキ政策の一環と思えてなりません。

 

 高速道路を無料化すれば、当然それを管轄する道路会社にとっては減収になります。それなのにどこからもくクレームが付かないのは、その減収分は国が補填するからです。その金額は、今回の実験で1,000億円に達すると伝えられています。

 

 国が補填するといっても、その財源は本来税収を当てることになりますが、不景気の結果税収は予想外に落ち込み、平成22年度予算では44、3兆円もの国債を発行してようやく辻褄を合わせているのが実情です。

 従って高速道路が無料になるとはいっても、そのツケは借金として次の世代へ肩代わりしてもらうだけのことです。

 

 自分がただで高速道路を利用するということは、将来自分の子供や孫にその料金を払ってもらうということなのです。自分が使った高速道路は自分で料金を払い、次の世代に迷惑を掛けないようにするというのが、常識でしょう。今がただなら後はどうなってもかまわないというのは、社会人としてはあまりにもさもしい感覚ではないでしょうか。

 


コメント
おっしゃるとおりですね。
国の将来を考えないでどうするつもりでしょうか?
このっまでは数年後には日本も準債務国になってしまうと危惧する声がありますね。
  • Keiko
  • 2010/07/08 12:58 AM
Keikoさん、返事が遅れてごめんなさい。このところ原稿の執筆に追われて、なかなかブログまで手が回らないのです。

日本の負債額はついに八百兆円を超え、危機的な状況にありますが、誰もそれほど問題にはしていません。それは日本には1千4百兆円もの個人の金融資産があり、従って莫大な国債のほとんどが金融機関や年金機構、個人投資家によって消化されており、いわば日本国が日本国民から借金をしている形になっているからです。国が破綻しても外国に迷惑をかけるわけではないので、その点は今回のギリシャ危機とは違っています。

しかし、それでは問題はないのかといえばもちろんそんなことはありません。今は歴史的な低金利なので顕在化していませんが、8百兆円の負債があるということは、1%金利が上がるだけで8兆円の金利が発生することになります。いずれは利払いに追われて雪だるま式に借金が膨らんでいく悪夢が、脳裏をよぎります。
  • 里見秋介
  • 2010/07/20 11:27 PM
 何時も BlogPeople からリンクをして頂いてありがとうございます。
実は新しいサイトを作りましたので、お知らせさせて頂く為に参りました。
もしも宜しかったらお遊びにいらして下さいな。

http://art-of-japan.saloon.jp/
  • 柏木 妖
  • 2010/09/12 5:45 PM
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